「任意整理をしたらクレジットカードは使えなくなるの?」と不安に感じている方は少なくありません。結論から言えば、任意整理をすると基本的にクレジットカードは使えなくなります。ただし、これは一生続くわけではありませんし、カードが使えない期間を乗り越えるための代替手段もしっかり存在します。
この記事では、カードが使えなくなる仕組み・ブラックリスト期間の目安・代替となる決済手段・カード復活に向けたポイントまで、詳しく解説していきます。

任意整理でクレジットカードが使えなくなる理由
任意整理をすると、信用情報機関(CIC・JICC・全銀協)に事故情報が登録されます。これがいわゆる「ブラックリスト」と呼ばれる状態です。この状態になると、カード会社の審査に通らなくなるため、新規発行はもちろん、今持っているカードも更新のタイミングで利用停止になることがほとんどです。
対象になるカードの範囲
注意が必要なのは、任意整理の対象にしたカードだけでなく、対象にしていないカードも止められる可能性があるという点です。カード会社は定期的に「途上与信」という信用チェックを行っており、その際にブラックリスト情報が確認されると利用停止になります。
「1枚だけ残せるだろう」と思っていると、対象外のカードも数か月以内に使えなくなるケースが大半です。
ブラックリストに載る期間
任意整理の場合、信用情報に事故情報が残る期間は完済から約5年です。返済期間が3年であれば、任意整理の開始から約8年間がブラックリスト期間の目安になります。この期間が過ぎれば、再びカードを作れるようになります。

カードが使えない間の具体的な対処法
「カードなしでどうやって生活するの?」と思うかもしれませんが、実は代替手段は豊富に揃っています。
デビットカードを活用する
デビットカードは銀行口座から即時引き落としされるカードで、信用情報に関係なく発行できます。VisaデビットやJCBデビットであれば、ネットショッピングもサブスクリプションの支払いもクレジットカードと同様に利用可能です。楽天銀行やイオン銀行のデビットカードが特に使い勝手がよく、年会費も無料です。
プリペイドカードを使う
Kyash、バンドルカード、au PAYプリペイドカードなどは、事前にチャージして使うタイプのカードです。こちらも審査不要で発行でき、カードが止まった直後から代替手段として利用を開始できます。
QRコード決済を活用する
PayPayやLINE Pay、楽天ペイなどのQRコード決済は、銀行口座からのチャージで利用できるため、クレジットカードがなくても全く問題ありません。コンビニ・スーパー・飲食店など、ほとんどの店舗で対応しています。
デビットカード・プリペイドカード・QRコード決済を組み合わせて使えば、クレジットカードがない状態でも日常生活にほぼ支障は出ません。任意整理の前にこれらを準備しておくと安心です。
任意整理後にクレジットカードを作るためのポイント
ブラックリスト期間が明けたら、いよいよカードの再申請です。ただし、いきなりステータスの高いカードに申し込んでも審査に落ちやすいため、段階的に進めることが大切です。
まずは審査が比較的通りやすいカードから
アメックスやACマスターカードなど、独自の審査基準を設けているカードは比較的作りやすいと言われています。まずは1枚作って、少額の利用と遅れのない返済で実績を積むことが、信用回復の第一歩です。
信用情報の開示で事故情報が消えたか確認する
カードの申し込みをする前に、CICやJICCに信用情報の開示請求をして、事故情報が確実に消えていることを確認してから申し込むのが鉄則です。開示手続きはJICC公式サイトからオンラインで手軽にできます。

ETCカードや家族カードはどうなる?
ETCカードの代替手段
クレジットカード付帯のETCカードも使えなくなりますが、ETCパーソナルカードというデポジット型のETCカードであれば審査なしで発行可能です。高速道路の利用頻度に応じたデポジット(2万円程度から)が必要ですが、ETCの利用自体は問題なく続けられます。
家族カードへの影響
本会員のカードが使えなくなると、家族カードも自動的に停止されます。ただし、家族自身が自分名義でカードを申し込む分には影響はありません。任意整理の信用情報への影響は、あくまで手続きを行った本人だけに限定されます。
家族カードの停止によって、家族に任意整理が発覚する可能性があります。事前に代替手段を準備しておくか、家族への説明のタイミングを考えておくことをおすすめします。
よくある質問(Q&A)
Q. 任意整理の対象にしなかったカードはいつ止まりますか?
A. 途上与信のタイミングによりますが、数か月以内に利用停止になるケースが多いです。更新月にまとめてチェックする会社もあるため、すぐには止まらないこともありますが、いずれ止まると考えて準備しておきましょう。
Q. ブラックリスト期間中でも銀行口座は使えますか?
A. 銀行口座の利用には影響ありません。口座の開設・預金・引き出し・振込はすべて通常通り行えます。デビットカードの発行も問題なく可能です。
Q. 携帯電話の分割購入はできますか?
A. スマートフォンの分割購入はローンの一種であるため、ブラックリスト期間中は審査に落ちる可能性が高いです。一括購入するか、中古端末を購入するのが現実的な対応策です。
Q. 完済後、何年でカードが作れるようになりますか?
A. CIC・JICCともに完済から約5年で事故情報が消えます。その後、信用情報を開示して事故情報が消えていることを確認してからカードの申し込みをすると、審査に通りやすくなります。
まとめ
任意整理をするとクレジットカードは基本的に使えなくなりますが、デビットカード・プリペイドカード・QRコード決済で十分に代替が可能です。ブラックリスト期間は完済から約5年で、その後は再びカードを作れるようになります。
「カードが使えなくなるのが怖い」という理由だけで任意整理をためらっているなら、まずは無料相談で自分の状況を確認してみましょう。借金の利息に苦しみ続けるよりも、一時的にカードが使えない期間を乗り越えた方が、長い目で見れば確実に生活は楽になります。

